飛び込み営業マン 悲しき落下傘要員。

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セ-ルスマンシップ

OK!工事くん 今日も飛び込みセールスマンのお話しです。

 

飛び込み営業マン 悲しき落下傘要員。
新人の頃、意地悪なリ-ダ-によって散々な目に合わされた経験があります。
チ-ムは3人から4人で班という言葉でチ-ムを形成し、1週間ぐらいは班のリ-ダ-(役職付き)を中心にテリトリーへ向かい飛び込み営業をしていきます。
テリトリーの区分けは当然ながらリ-ダ-が決定するのですが、リ-ダ-によっては何も考えず面倒くさいからと適当にテリトリーに部下を下ろし車で去っていく男がいます。←まったく何処で何をしているかは私たちには知る由もありません。
国道のある地点からある地点まで夕方までにたどり着くようにと指示を出してきます。
7kmから8kmぐらいはある距離、その周辺に建っている家を飛び込み営業をしていくのです。
A地点で投下しB地点で拾うという戦法。   それを私たちは落下傘営業と呼んでいました。
本当に悲しき落下傘営業となります。
時には夕方になってもリ-ダ-は現れず、そのまま夜間営業に突入し最終の集合が9時。
そこからまた2時間や3時間ぐらい待たされる事は度々ありました。
時には深夜0時を回ってしまうのです。
迎えに来た時には心の中はバカヤロー!と叫びたい気持ちで一杯になります。
雨の降る夜に人気のないところで3時間近くも待たされる気持ちは屈辱感しかありません。
こういう職場は世間ではブラックと言います。
当然のごとく退職していく社員も出てきます。
しかし私の感覚は少し違うのです。
問題はこのリ-ダ-の資質の問題だと受け止めています。
完全歩合制の組織なので売上の計上が上がれば早く役職に付けるというメリットもありますが
その弊害としてこのようなリ-ダ-も誕生してきます。
真のリ-ダ-シップというものを知らない男です。
私は入社して間もない時期でしたが、実践で契約が毎日計上できこの仕事に日々自信を深めていました。
確かに夜の10時11時まで待たされる身は辛いものです。
一日歩き疲れ足が棒のようになり心身ともに疲れた状態で待っている辛さです。
そんな人の気持ちも考えずに自分勝手な行動をとるリ-ダ-……
玉石混交で個性の強い人間模様でなりたっている職場では、
アホな男がいても不思議ではないと自分に言い聞かせました。
私はそういう人間関係で悩むことは時間の無駄と考え、
自分のやるべき事は何かその追求に没頭することのみ考えるようにしました。
もちろん真のセ-ルスマンシップを持ち合わせた営業マンになるという事です。
真のセ-ルスマンは正々堂々と戦い部下を幸せに導き、またお客様に夢を与えてくれます。
当時は確かに悲しき落下傘要員で屈辱感も味わいましたが、
その後の強い精神力を形作ってくれたそのリ-ダ-にも感謝せねばなりません。
この年齢になって振り返ると人生で体験できた事は全て肥やしになっていくんだと思えます。

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