飛び込み営業マン 現場で体験した冷や汗が出る恐怖体験1章。
飛び込み営業マンを経験するといろんなエピソードを体験します。
ちょっと怖い冷や汗が出るお話しを紹介します。
営業活動中の暇つぶしに読んで下さい。
バットを持った男が猛然と前方から走ってきた! らどうする。
和歌山の橋本市に高野口町という町があります。
そこで飛び込み営業をしていた時のお話しです。
私含め3人で営業活動をしていました。
春日和の穏やかな日におきた冷や汗が出る怖い体験でした。
その日は車を止めて1件1件丁寧にロ-ラ-活動を行っていました。
すこし坂道が多い町なのですが、その坂道を気持ちよく歩いていると
坂のてっぺんから男の怒鳴り声が、お-いこらぁ~! 待てぇ~! 猛然と男が走ってきます。
『待てぇ~』と言われても私は逃げている訳ではありません。上っている訳です。
その手にはバット バットを握りしめて猛然と走ってきます。
私はあれ? 何だろうと思い。
後ろを振り返ったところ誰もいません。
えっ! ひよっとしたら私 私の事……。
と思った瞬間、男との距離が縮まり私の前に立ちはだかっていました。
考える暇もなく、目の前に来た男は今まさにバットを振ろうと身構えて
私に向かってお前『こらっ!』と叫びました。
直感的に身の危険を感じながらも、平然と切り返しト-クを放っちました。
相手の気を威圧する思いを込めて『どうされました! ご主人!』と問いかけました。
男はお前かと私に言います。
俺の家に訪問をし女房に捨てセリフを吐いただろう。
それでようやく襲ってきた意味が理解できました。
ひょっとしたら他のメンバーがやらかしたかと不吉な気持ちになりながらも、
ご主人さん落ち着いて下さい。
どんな服装でしたかと問うと、返ってきた答えはジャンバーを着ていたと言います。
ご主人さん私ジャンバー着ていませんけど。
あっ本当やな!
誰かとすれ違ったかと聞かれたので、いいえと答えました。
そうかすまなかった。人違いだと詫びてくれました。
それでご主人様はまた坂道を下っていきました。
ふっとため息をついた私でしたが、私には心あたりがありました。
少し前にふとん屋の訪販とすれ違っていました。
確かにやつらはジャンバーを着ていたのです。
本当に危なかったところでした。
その後、ふとん屋はどうなったやら……。
しかし、こういう事は本当に残念なお話しです。
コメント