飛び込み営業マン セ-ルスマンが発する声のお話です。

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セ-ルスマンシップ

OK!工事くん 今日も飛び込みセールスマンのお話しです。

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飛び込み営業マン セ-ルスマンが発する声のお話です。

 

私が飛び込み営業を始めてまだ1か月しか経たない頃のお話です。

その日のテリトリーは大阪府和泉市の住宅街でした。

昼間奥様にアプローチからクロ-ジングまでト-クを進めました。奥様にこの購入条件はどう思いますか?と問いかけると奥様は「私は購入したいと思う。

だけど主人が何と言うかわからない。」

私はここは無理に押し込むことではないと思い、それではご主人様は何時頃ご帰宅をしますか?

と問いかけると急に奥様の顔が曇ってきます。

私の主人は今まで一度も外からの営業マンの話しを聞いた事がない、まず門前払いになり嫌な気持ちにさせるから会うのは無駄だと私に言います。

さらに付け加えて。本当に怖い人だと言うのです。

それでも来るの? いやそれでもお伺いしますと。逆に奥様は私の気持ちを試しにきます。  

私はその日の夕方6時のアポイントをとりつけました。

夕方、私は少し緊張していました。

どのようなご主人様との対面があるのかと不安の中、その家の玄関先に立ちチャイムを鳴らしこんにちは!とあいさつの声。

奥の部屋から小さな娘さんが走りこんで来て玄関口で私を迎い入れてくれます。

微笑みを見せてくれるので私はお父さんいる? とひと声笑みを浮かべ投げかけました。

可愛い声でいるよとひと言返ってきます。

そうすると奥の部屋から主人の声が聞こえてきました。

おーぃ入ってこい!   顔も見せずに声だけが奥から聞こえてきます。

お部屋に入ってもよろしのですかと私が訪ねると、構わないから上がって来いとの事です。

上がらせていただくとご主人様はステテコの肌着姿でビールを飲みながら巨人阪神戦を見ています。

私の顔を見るなりお宅はどこのファンやといきなりの質問。

ここは阪神と答えるのが無難かと思いつつも巨人と答えてしまいました。

すると主人が私も巨人だと即返ってきます。家内から話は聞いているが改めて要件を聞こう、説明をしてくれとのお話です。

私は説明を行いましたが結局は契約はいたた゛けませんでした。

主人いわく悪いが俺は屋根の上には何も設置したくないとの事です。

それが結論です。 こうして話を聞いたのはお前が初めてだと言います。

私は何故断るつもりなのに私の話しを聞いてみようと思ったのですかと質問をしました。

それはあんたの玄関口の声だと、「こんにちは!」「お父さんいる」と娘に声をかけていただろう。

あの時、本当は断ろうと思っていたがあんたの声を聴いた時にこの営業マンの話しを一度聞いてみようと思ったというのです。

ご主人様はどんなお仕事をしているのかと尋ねると、私は経営コンサルタントの仕事をしている。

仕事柄あんたの話しに興味をもったとの事でした。

私は転職してまだ慣れない中で営業活動をしています。

将来これで生活ができるのか不安であると正直に話しをすると、一言私にこう言いました。

あんたはこの道で成功をする。売れるから心配せずに頑張りなさいと励ましのお言葉をいただきました。

 

商談を終えて家を出た時、夜空の星を見ながら何か勇気が湧いてきた事を覚えています。残念ながらお客様からは契約をいただくことはできませんでしたが私は大きな契約をいただいたような思いでした。

何となくではありますがやっていける!

 

それにしても私の声? いままで意識をしたことがありませんでした。

私は歌が音痴で決していい声ではありません。

何故お前の声を聴いて話をきいてみたいと思ったのでしようか?

いまだにその時の明確な回答は出てきませんが、この商談以降、私は人との出会いにおいて声を意識をするように心がける事になります。

特に初対面を行う場合どんな声質でどんな表情で人と出会う事が大切なのかと思わずにはいられません。

人との出会いは1分もあれば少なくとも気持ちが会う合わないが決まっているのかましれません。

大きい声でもなく小さい声でもなくお客様が合ってみたいと思う声=声質とはどんな声でしようか?

たとえ小さなお子さんに出会っても心を込めて「」のある声が大事なんだろうと思います。

本当に大事な事をお客様は教えてくれます。

 

 

 

 

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